東京メトロ丸ノ内線「東高円寺」駅下車、徒歩6分。
または環七から少し東へ進んだ、住宅街の中にある銭湯が大和湯だ。
お隣中野区にも大和湯という銭湯があるが、こちらは渋谷区寄りの大和湯。
道路沿いに入り口があるのではなく、通りから少し入ったところに銭湯の入り口があるため少し見つけにくいかもしれない。
夕方尋ねると、入り口前に自転車が何台か止まっていた。
穴場なのか
東京銭湯のホームページでは、「昔ながらの銭湯」と紹介されている。
建物自体も特徴的な作りになっているわけでもなく、お風呂やサウナで差別化されている感じもない。
長年きれいに掃除をしながらいい感じに年をとってきた銭湯のように感じた。
一方では閉店になったり、他方ではリニューアルオープンをしたりと銭湯業界も再編が進む中で、
昔ながらの銭湯というのはある意味貴重な存在だ。
お客さんを見ても、常連客がほとんどのように感じ、地域に愛され続いてきた銭湯なのだと思った。
週末の夕食前という銭湯が込み合う時間帯にも関わらず、程よい人の多さでお風呂もサウナも快適であった。
いいの?
お金を払う時、受付のおじさんに
「サウナも願いします。」
そう頼んだ僕。
「200円ね。」
と、おじさんに大きなタオルを渡された。
そして、一度脱衣所に行きなにか忘れてないか不安になった。
多くの銭湯であれば、サウナバンドといった類のものを渡されるのだが、なにもない。
服を脱ぐ前に再度受け付けに行き、そのままサウナに入ってものよいのか尋ねると、
「いいですよ。」
とおじさんは教えてくれた。
このシステムであれば、200円と格安であれ、無賃サウナもできてしまうではないか。
実際、サウナに入ると、先客のおじさんが体を大きく広げくつろいでいた。
サウナ自体は3〜4人入れる程度の広さで年期が入っていた。
座面にマットはなくボコボコになった板がむき出しになっていて、
座る所によっては熱せられた板でお尻が熱くなってしまう。
室内の温度計は92度を指していたが、体感温度はそれ以上で十分熱さを感じた。
6〜7分も入っていれば汗が出てきた。
水風呂はサウナ室の目の前にあり、2人程度入れる小さなものだ。
水温は17度程度であった。
混んでいなければ、200円は安い。
それにしても、利用者を100%信頼した銭湯サウナであった。
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住所 杉並区和田1−71−18
電話 03-3381-3452
時間 16:00−24:30(日曜 15:00〜)
休み 月曜