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行き方
JR総武線錦糸町駅から徒歩約8分。
オリナス錦糸町を通り過ぎ、蔵前橋通りを渡って3ブロックほど進んだところに黄金湯がある。
コンクリートの外壁に白い暖簾が垂れ下がる。
その見た目から、カフェやバーと言われても納得してしまいそうだ。
この黄金湯は2020年8月にリニューアルオープンした銭湯だ。
グローカルな銭湯として、銭湯の良さを残しつつ、ビアバーやDJイベントなども取り入れ、新しい価値を生み出す場としている。
館内
暖簾をくぐると、中央にビアバーがあり、オープンな空間が広がる。
券売機でチケットを買い、靴をロッカーに入れる。
モダンな雰囲気がありつつ、靴のロッカーなどリニューアル前のものも上手に取り入れられていた。
番台の人にサウナにも入ることを伝えると、手首にペーパーリストバンドを付けられた。
フェスやライブで付けられるあれだ。
多くの銭湯ではゴム製のバンドやサウナ室用の鍵が渡されるのだが、珍しい仕組みだと感じた。
ペーパーのバンドはサウナの熱で熱くならないのはいいが、ゴミになるのかとか、良し悪しは現状よくわからない。
とりあえず、フェスに来た気分で、風呂場の方へ向かった。
脱衣所もクリーンで使いやすい。
体重計が大きくアナログなのも銭湯の良いところだ。
ロッカーは番台で指定されたロッカーを使う仕組みになっている。
サウナ
黄金湯はサウナーのための銭湯と言ってもよい。
もちろんお風呂もいいのだが、黄金湯に行くならサウナに入って欲しいと個人的には思ってしまう。
デザイン性もそうだが、年配の世代というよりは若者の世代を焦点にしている。
風呂場に行き、体を洗い、「よしサウナに行こう。」として気付く。
「どこにサウナの入り口か」かと。
それだけ、黄金湯のサウナは隠れ家的、完結型のサウナになっている。
一番奥に入り口があり、日中でも暗い小道を進んでいくと、そこにはサウナの世界が広がっている。
サウナ室、水風呂、外気浴と3つのスペースが並び、銭湯のサウナとは思えないほどの広さをもつ。
多くの銭湯のサウナはお風呂7割、サウナ3割程度の面積だが、
黄金湯はお風呂5割、サウナ5割、もしくはそれ以上と言ってもいい。
詳しい設備については黄金湯のHPを見て貰えばいいと思うので、ここでは感想を記しておく。
サウナはフィンランド式で、オートロウリュのマシーンでサウナストーンの上に定期的に水が垂れる仕組みになっている。
ちなみに女湯のサウナはセルフロウリュのサウナとなっているようだ。
室内の温度は110℃前後。湿度は約60%。
サウナ室はテレビやラジオがなく、無音の室内になっている。
薄暗い室内に時折サウナストーンに垂れた水がジュワーと蒸発する音がとても心地よい。
10人程度は座れ、二段の作りになっている。
多くのサウナは座面の奥行きがあまりなく、混み合う時は重ならないように一段目と二段目で交互に座ることが日常的だ。
しかし、座面の奥行きがしっかりとあるため、あぐらをかいて座ることも可能だった。
サウナー目線の環境設計がされているように気がした。
水風呂は、水温約16℃。
水深90cmの深さがあり、広さも2〜3人が足を伸ばして入れる広さ。
足を伸ばして入れば、心地よい浮力を感じられる。
底に付けられたライト、外の吹き抜けの窓から光が差し込み、水面を反射する光が、「ととのい」を加速させる。
外気浴は、ととのい椅子が8台設置されている。
よく見るホリデーチェアーに、足元にはグレーのラックが裏返しで置かれている。
足の高さを調節できるようになっている。
ゼログラビティチェアーに近い感覚にさせてくれるアイテムだった。
青空や星空を見上げながら、ゆっくりできる空間になっている。
個人的にはサウナ、水風呂、外気浴どれをとっても今までの銭湯サウナのクオリティを凌駕してきたなと感じた場所と感じた。
お風呂
サウナに感動したが、お風呂ももちろんいい。についてもふれておく。
男湯の風呂場は向かって、左が洗い場、右がお風呂となっている。
お風呂は、熱湯、中温湯、低温炭酸泉、水風呂と設置されている。
熱湯は44℃前後、中温湯は40℃前後、炭酸泉は38℃前後と温度差を楽しむことができる。
僕が行った時は、中温湯は薬湯になっていた。
サウナに入らなくても、熱湯と水風呂の交互浴でかなり満足できる。
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- 休み 第二・第四月曜日
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