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食欲と睡眠欲
時間は午後2時。
今寝たら後悔する。お昼を食べていない。そもそも何も食べ物がない。
そんなことをを考えたら、急にお腹が空いてきた。
体は正直だ。胃袋に力が入り、ソファから起き上がった。
食欲が睡眠欲に勝った瞬間だった。
日本の旅館なら時間を指定すれば夕食が用意されていることがほとんどだが、
ここは海外だ。
ルームサービスを頼まない限り、そんなシステムはない。
ポケットからiPhoneを取り出し、グーグルマップでスーパーマーケットを調べた。
ヌーサジャンクションのバスステーションの近くにColesを見つけた。
Colesといえば、オーストラリアの大手スーパーマーケットだ。
オーストラリア、3大スーパーマーケット
オーストラリアの3大スーパーマーケットといえば、Coles, Woolworths, IGA。
どの都市に行っても目にするスーパーマーケットと言えるだろう。
それぞれオーストラリアのイオン、西友、イトーヨーカドーとでも言えばいいか分かりやすい。
Coles
オーストラリアで二番目に大きな小売業者。コールズのカラフルなエコバッグを街でよく見かける。店舗数は700店舗以上。
Woolworths
オーストラリア最大の小売業者。オーストラリアだけでなく、ニュージーランドや南アフリカにも店舗をもつ。店舗数は1000店舗を越える。
IGA
IGAはIndependent Grocers Australia の略で独立した事業主がIGAに加盟して運営しているタイプのスーパーマーケット。コールズやウールワースと比べると、一つ一つの店舗規模は小さめですが、その土地の食材を売っているなど特徴がある。店舗数は約1400店舗。
というわけで、Colesへ
移動の疲れと、買った荷物のことを考えて、タクシーを利用することにした。
オーストラリアでは、配車アプリ「Uber」が利用できる。
そこそこの都市であれば、台数も多くすぐにタクシーが捕まる。ドライバーは当たり外れがあるにせよ、それはどの国も一緒。
この時も、5分程度で迎えに来てくれた。
配車アプリを使用する時はもちろんだが、海外ではその国に対応したSIMカードやポケットwi-fiを使用するのが便利。
SIMカードは様々なものが出ているが、お手軽で多くの国をカバーしているAISのものがおすすめだ。
Pocket WiFiのおすすめもいくつか紹介。
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3つ目は、オーストラリアに対応したPocket WiFi。
オーストラリア国内で使用できる、オーストラリアポケットWiFiルーター【オージーデータ】
運転手も気さくで、「どこから来たの?」「どのくらいいるの?」などから話が盛り上がった。
タクシーの窓越しに空を見上げると、午後の天気もくもり。夜は冷え込みそうだ。
Colesに着き、カートをひいて、まずは野菜コーナーへ。
野菜はグラム売り。瓜のようなネギのような見たことのない野菜も並ぶ。
部屋に冷蔵庫があったため、2〜3日分は買いだめすることにした。
しばらく、新鮮な野菜を食べていなかった野菜がかなり恋しい。
レタスにキュウリ、トマト。日本でもサラダセットが売っているが、オーストラリアのものは大きく何日かは使えそうだ。
次にButcherコーナーへ。
オーストラリアといえば、オージービーフ。
今夜のメインはオージービーフと決めていた。
ヒレ肉やサーロイン、ランプ、Tボーンなど種類が豊富だ。
そして、なんと言ってもデカくて安い。
同じ量なら日本の半額近くで買える。
今夜はサーロイン、明日はヒレなど、毎日ステーキでもいいかもしれない。
もっぱら、オーストラリアでの外食は高めなので、自分で作った方がお得。
ほかにも、バスタや朝食用のパン、お酒やスナックなど買い占めた。
個人的ベストチョイス。
① ガーリックブレッド
バゲットにしっかりとバターとガーリックの味が染み込んでいて、かなり美味しい。BBQのお供。友達と公園でBBQをした際は、必ず食べていた個人的懐かしの味。お肉と一緒に鉄板で焼いて食べたら間違いない。そしてなんと言っても安い。
② ソーセージ
なんと言っても、デカイ。オージーサイズ。パック売りが基本で味も何種類かある。腸の皮は薄いので、焼くとすぐに破れて肉汁が溢れ出す。うまく焼くことは困難だが、味はワイルドでうまい。
③ エコバッグ
上述の通り、Colesのエコバッグはカラフルでかわいい。何種類かもっておきたくなる。他にも、デザインや大きさが違うものがある。容量も十分。折りたためばかさばらないので、お土産にしてもいいと思う。
現地のスーパーマーケットは楽しい。
食材だけでなく、日用品も売っていて、日本にはないような掘り出し物を見つけることもある。
おしゃれなレストランで食事をとることもいいが、スーパーマーケットで現地の食材を買い、自分たちで料理を作って、ゆっくり過ごす旅もまたいい。
一番お手頃でおいしい。
特にアメリカやオーストラリア、イギリスなどの英語圏はレストランといってもだいたいステーキとチップスと決まっている。言ってしまえば、日本でも食べることができる。
さて、部屋に戻って、夕食の支度をしよう。
太陽の日も陰り、木の陰が周りと同化し始めている。