行き方
JR大崎駅から戸越銀座方面へ坂を上がること約10分。
住宅街の一角に現れる金春湯。
青色のタイル張りの建物がどこかビジネス旅館のような雰囲気を醸し出す。
私が伺ったのは23時近く、住宅街は明かりが消え始め静けさが漂っていた。
そんな中、併設されたコインランドリーの明かりと建物内から溢れ出す金色の明かりが館内へと誘う。
館内
中へ入ると、左手に畳の休憩スペースがある。
お風呂上がりの大学生が横になってスマホをいじっていた。
設置されたテレビからはバライティ番組の笑い声が聞こえる。
本棚には雑誌や漫画が置かれ、手にとって読みたくなる本ばかり。
まるで友達の家のリビングルームに上がらせてもらっているような気もちになる。
右手に進むと、受付があり、お風呂へとつながっている。
お風呂
男湯の暖簾をくぐると、どこか既視感を覚えた。脱衣所は正方形の形で広々している。
お風呂には常連客とみられるお年寄りや学生が数人入っていた。
中央にタイル張りの敷居があり、それをはさみ、左に浴槽、右に洗い場とあまり見たことのない構造をしている。
お風呂は2槽あり、ジャグジー付きのものとそうでないものでシンプルな作り。湯温もちょうどよく入りやすい。
サウナも一つ併設されているのは便利。
奥の壁にはペンキ絵ではなく、月のようなオブジェ。
お風呂は全面タイル張りで、淡い青色やピンク色、緑色とカラフル。
カランの蛇口は赤紫色。
建物を見たときから、ずっとつきまとっている感覚。
銭湯のようなビジネス旅館、ビジネス旅館のような銭湯。
合宿で訪れたことがある旅館、市町村の保養施設。
そんな感覚が蘇ってくる懐かしさを感じる銭湯のように私には思えた。
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場所 141-0032 東京都品川区大崎3-18-8
電話 03-3492-4150
時間 15:30 – 24:00
定休日:月曜日