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「コーヒー豆について少しくわしくなりたい」
「カフェで注文した際やコーヒー豆を買う際に、
ドヤ顔をしたい」
という方に読んでいただきたいです。
「エメマン(エメラルドマウンテン)」「キリマン(キリマンジャロ)」日本人なら缶コーヒーから想像しやすいかもしれません。
最近では、ブルーボトルコーヒーの日本進出によって、シングルオリジンという言葉もよく聞くようになりました。
本記事では、こういったコーヒー豆の銘柄(種類)についてご紹介し、少しでもコーヒーについて詳しくなっていただきたいと思います。
そして、普段飲んでいるコーヒーの豆の産地を意識して飲んでほしいと思っています。
「スタバのコーヒー美味しくない」「いやいや、タリーズのほうが好き」ではなく、ワンランク上のコーヒー好きになってほしいと思います。
コーヒー豆がとれる地域は?
皆さんはコーヒー豆と聞いて、何を思い浮かべるだろうか。枝豆や落花生のようなものを思い浮かべるだろうか。
実はコーヒー豆としてスーパーやカフェ等で売られている黒いものは「豆」ではなく、簡単に言えば、コーヒーチェリーと呼ばれる実の中にある種子を焙煎したものです。
コーヒーチェリーは豆ではなく、「リンドウ目アカネ科コーヒーノキ属」に属するコーヒーノキにできる実の種子です。さくらんぼの種を思い浮かべると分かりやすいかもしれません。
そして、コーヒーノキ、つまりコーヒー豆が収穫できる地域はとても限られています。コーヒー豆が取れる主な産地は、「コーヒーベルト」といわれる北緯25度〜南緯25度の範囲にあたる亜熱帯や熱帯地域に限られています。
どうしてかというと、コーヒーノキが育つ条件として、次の5つがあげられます。
気温・・・
平均気温が22度前後。上回っても早熟になりサビ病になり、下回っても実が育たず収穫量が減ります。
降水量・・・
年間降水量が1200〜1600mmが目安。
土壌・・・
火山灰が積もった土壌がよいとされています。南米ではテラローシャやテラロッサと呼ばれる赤土で栽培されています。ph4.5〜6.0程度の弱酸性の土がよいです。
標高・・・
標高1000〜2000mの涼しい高地で、昼夜の寒暖差があると、よい品質のコーヒー豆ができます。また、コーヒーノキは直射日光に弱いため、山の斜面にシェードツリー(日よけの木)と一緒に植えられています。
以上のように、コーヒー豆が収穫できる地域は、亜熱帯や熱帯の地域かつ標高も高く、肥沃な土壌と、降水量がある程度必要といった条件が整った限られています。
コーヒー豆の品種
イモにじゃがいも、さつまいも等の品種があるように、コーヒー豆にも品種があります。現在は、突然変異や品種改良により、品種が何100種にものぼります。
その中で、原種といわれているのが、「アラビカ種」「カネフォラ種(ロブスタ種)」「リベリカ種」の3つです。
それぞれの特徴として、
アラビカ種
生産量の約60%を占めます。エチオピア原産。酸味のある味や豊かな香りが特徴。乾燥や霜、病気、害虫に弱く栽培に手間がかかります。涼しく、水はけのよい肥沃な土壌を好み、熱帯高地で栽培されることが多いです。日本でドリップ用に多く売られています。
カネフォラ種(ロブスタ種)
生産量の約40%を占めます。アフリカ原産。乾燥には弱いが、土壌の適応範囲が広く、病気に強い。実を多くつけます。酸味が少なく、独特な苦味が強い。インスタントコーヒーや缶コーヒー、ブレンドに使われることが多いです。
リベリカ種
ほとんど生産されていなく、世界のコーヒー市場に流通していません。西アフリカ原産で、病気、害虫、高温多湿に強いです。200m程度の低地や平地でも栽培可能。収穫量が少なく、主にヨーロッパや自国で消費されています。特に苦味が強い。
コーヒー豆の銘柄の特徴
コーヒー豆の銘柄の付け方には世界基準はなく、生産されている国の名前(ブラジルなど)や地域(キリマンジャロなど)、農園(パナマ エスメラルダ ゲイシャなど)が銘柄名になっています。
ここでは代表的な銘柄についてまとめます。
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ブラジル・・・酸味やコク、苦味のバランスのとれた味が特徴。マイルドでクセがなく、ブレンドのベースにもよく使われています。休日の朝ゆっくり起きて、朝食にトーストを食べながらホッとしたい時、仕事の休憩時間に一息つきたい時におすすめ。
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マンデリン・・・酸味は少なく、深いコクと苦味が特徴。スマトラ式と呼ばれる独自の製法で作られ、土っぽい野性的な味わいです。仕事帰りにカフェによって気分転換したい時、ランチや夕食後に口直しをしたい時におすすめです。
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コロンビア・・・酸味やコク、苦味、甘味のバランスがよいです。ブラジル同様にブレンドのベースに使われることも多いです。仕事や勉強で頭を使い、アーモンドチョコを食べながら糖分を取ろうと思った時におすすめ。
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モカ・・・フルーティな酸味とさわやかな香りあり、苦味は少なくさっぱりした味わいです。平日、仕事や学校でプレゼンや試験の日の朝、頭をキレキレに冴えさえさたい時におすすめ。
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キリマンジャロ・・・アフリカ特有のフルーティな酸味と甘味が特徴で後味もスッキリ。ランチ後に午後は営業や会議でもうひと頑張りだという時におすすめ。
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グアテマラ・・・ほどよい酸味と苦味と深いコクがあり、バランスもよく飲みやすいです。休日、カフェで読書をしながら過ごしたい時におすすめ。
紹介したものはお近くのスーパーやコーヒーショップでもよく売られているものです。正直に、有名な銘柄は、ケニア、ハワイなど他にも多くあり、紹介しきれていません。またの機会にご紹介できればと思います。
終わりに
本記事では、コーヒー豆の産地と代表的な銘柄についてご紹介しました。
まずは、スタバなどのカフェでドリップコーヒーを頼む時に、コーヒー豆の銘柄はどこだろうと意識してみたり、カルディなどでいくつかの銘柄(できれば、シングルオリジンのもの)を豆からひいてもらい、飲み比べたりしてみてはいかがでしょうか。
そして、ぜひ自分の好みの銘柄を作ってみてはいかがでいしょう。
きっと、ワンランク上のコーヒー好きになれることでしょう。
銘柄によって味の違いをぜひ楽しんでみてください。
カテゴリー: To think
タグ: coffee