【ガラパゴス諸島】安いの?高いの?ガラパゴス諸島への行き方

※2018年1月時点での情報をもとに作成しています。

「日本からガラパゴス諸島へ行くにはどうやっていくの」

「お金はどのくらいかかるの」

 

ガラパゴス諸島へ行きたいと思っている人が一番気になっている疑問。

そんな疑問に自分の経験をもとにお答えしたいと思います。

 

 

2017年12月26日〜2018年1月2日の期間でガラパゴス諸島へ行ってきました。

行くまでにガラパゴス諸島に関する本を読んだり、ネットでガラパゴス諸島に行かれた方のブログで情報を集めたりしました。

でも、情報がとても古いものや知りたい情報が書いていないものが多く、航空券をとったもののガラパゴス諸島に行けるのか心配でいっぱいでした。

夏や冬のホリデーシーズンは混んでいるといった情報から、そもそも年末年始は交通機関が動いているのか、ホテルやお店等は営業しているのか不安は高まるばかりでした。

 

そこで、自分のガラパゴス諸島へ行った経験をお伝えしたいと思います。ガラパゴス諸島へ行ってみたいと思っている方、行こうと思っている方に是非参考にしていただきたいと思います。

 


 

日本からガラパゴス諸島への行き方


 

日本→エクアドル

日本からは直行便がないため、アメリカ、メキシコ経由でエクアドルへ向かいます。

アメリカ経由

日本(成田・羽田)→アメリカ(ヒューストン、マイアミ等)

→エクアドル(キト・グアヤキル)

メキシコ経由

日本(成田・羽田)→メキシコ→エクアドル(キト・グアヤキル)

日本からはアメリカ経由が乗り換え時間が少なくおすすめです。エクアドルのキトまでだと乗り換え時間も含め、約21時間です。

日本からメキシコへの直行便ができたため、メキシコ経由でも乗り換え1回でエクアドルへ行けるようになりました。

カナダ経由などもありますが、乗り換え数が多く、時間がかかります。その分、航空券は安くなるかもしれません。

私はアメリカ、ヒューストン経由でエクアドルのキトまで行きました。

 

エクアドル→ガラパゴス諸島

ガラパゴス諸島へは飛行機を利用します。

その出発地となるのが、エクアドルの首都のキトと、第二の都市のグアヤキルです。

.png

ガラパゴス諸島への直行便が多く出ているのはグアヤキルの空港からです。

キトからもガラパゴス諸島への直行便はありますが、多くはグアヤキル経由(飛行機からは降りない)の飛行機になります。

旅の旅程に合わせて、空港を選ぶとよいと思います。

私はキトの方が日本からのアクセスがいいこととエクアドル本土を観光しないことから、キト発着の航空券を往復で買いました。

どちらも所要時間は約2時間。料金は片道2万前後になります。

〈ガラパゴス諸島まで運行している主な航空会社〉

・Avianca(アビアンカ)航空 運行数が多い。スターアライアンスメンバーでマイルが貯まる。

・TAME(タメ)航空 料金が安いことが多い。

・LATAM(ラン)航空 ワンワールドメンバー。世界で唯一イースター島への便がある会社。

 

ガラパゴス諸島 空の玄関口

ガラパゴス諸島で、観光客が個人で行くことができる島は、サンタクルス島、サンクリストバル島、イザベラ島の3つの島です。

そのうち、空港があるのは、サンタクルス島(GPS)とサンクリストバル島(SCY)の2つの島です。

どこを拠点とするか、どのようなルートで観光するか、どんな生き物をみたいのかなどで計画をするとよいと思います。

サンクリストバル島へはグアヤキルから直行便が出ています。

.png

ここでは、キトからサンタクルス島へ行く場合について紹介します。

日本からキト(マリスカル・スクレ国際空港)に到着した後、ガラパゴス諸島行きの飛行機の搭乗時間まで空港内に滞在することになります。

私の場合は、深夜にキトに到着し、朝の便まで9時間近く空港で過ごしました。

キトの空港は比較的新しくきれいです。

建物は2つで、出国ロビーと到着ロビーがある建物とフードコートやお土産屋さんがある建物とに分かれています。

フードコートなどがある建物はお店が閉まっている時間帯は建物自体にも入れなくなります。

出国ロビーなどがある建物はそこまで大きいわけではありませんが、カフェやキオスク、座る椅子があり、24時間空いており出発まで待つことができます。

閉め出されるということはありませんでした。

.png

ガラパゴス諸島への飛行機にのる際は、ガラパゴス諸島行き専用の出国窓口があり、ツーリストカードの代金(20ドル)を払ったり、手荷物検査をしたりして、諸々の手続きを済ませて、ゲートに向かいます。

ガラパゴス諸島へは生態系の保持のために食べ物等の持ち込みが厳しいのですが、ここでは思っていた以上に簡単なチェックのみでした。人にもよるのかもしれません。

私はキトからサンタクルス島へ向かったのですが、空港はサンタクルス島の北側にあるバルトラ島にあります。

Skyscanner等でサンタクルス島へ行く航空券を買う際、ややこしいことに表記がガラパゴス諸島(GPS)となります。また、実際に空港がある島はバルトラ島であることを頭に入れておく必要があります。

バルトラ島に到着したら、パスポートのチェックや手荷物の受け取りをします。その時に入島料の100ドルを支払います。

荷物を受け取り、バス(無料)に乗り、バルトラ島の港へ向かいます。

行き先が違うバスがあるようなので、CANAL行きのバスに乗ります。

サンタクルス島に行きたいと運転手に確認をとるといいと思います。

港へは15分前後で着きます。

港では渡し船に乗り換え、サンタクルス島の港に向かいます。代金は約1ドル。

運がよければ、ガラパゴス諸島の多様な生き物に会うことができます。海もとてもきれいです。

サンタクルス島の港についてから、バス(約2ドル)に乗り、島一番の町プエルトアヨラに向かいます。

ちょうどサンタクルス島を横断するような形になります。

町に着くまでバスに1時間近く乗ります。

私はちょうどよくバスにのることができたのですが、時間によってはバスはないようで、タクシーに乗って町に向かうことになります。

タクシーの方が時間的には早いですが、プエルトアヨラまでだと料金が20ドル前後になります。

バルトラ島の空港に着いてから、手続きや移動の時間等を考え、プエルトアヨラの町に着くまで3〜4時間はみておいた方がいいです。

 

ガラパゴス諸島内での移動


【ガラパゴス諸島の島内での移動手段】

ガラパゴス諸島の各島内での移動は、徒歩、レンタサイクル、タクシーになると思います。

プエルトアヨラの町の中での移動は、徒歩やレンタサイクルで十分可能です。レンタサイクルの相場は一日10ドル〜15ドル。

町の外の観光スポットに行くにはタクシーでいくか、ツアーを申し込むかがいいと思います。

私は自転車で移動しましたが、道路状況が良くなかったり、アップダウンが激しかったりするのであまりおすすめしません。

 

【ガラパゴス諸島の島間の移動手段】

ガラパゴス諸島の島間の移動はもっぱら高速ボートになります。

個人で行ける島は、前述の通り、サンタクルス島、サンクリストバル島、イザベラ島の3の島です。

この3つの島の間を高速ボートが往復しています。

サンクリストバル島⇔イザベラ島など直接結ばれていないルートもあります。.png

高速ボートの申込み方法

事前に現地の旅行代理店へ行き、チケットを購入します。

私の場合は、年末年始でチケットが買えるか心配でしたが、前日でも購入することができました。

空きがあれば、当日でも買えるかもしれません。

ネット予約のようなシステムは私が行った時点ではありませんでした。

ネットでコンタクトをとっても、料金は旅行代理店で払う感じになると思います。

高速ボートの料金

料金は、一人片道30ドル。

これはどの旅行代理店へ行っても変わりません。

往復で購入したり、閑散期に行ったりすると、少し安くしてくれる代理店もあるようです。

往復で60ドルとかなり料金が高いため、航空券をオープンジョー(キト→サンタクルス島、サンクリストバル島→キト)で買うなど旅程を計画すると移動コストを抑えることができます。

また、高速ボートに乗るまでに渡し船に乗ります。

その料金が別途0.5〜1ドルかかります。

その他

どの島間も一日1〜2便です。

所要時間はサンタクルス島⇔イザベラ島間で2〜3時間くらいです。

海の状況等で時間は前後すると思いますので、余裕を持って移動した方がいいと思います。

状況によっては運行しない日もあるかもしれません。

高速ボートを運行している会社も増えてきているようで、会社によって出発時間が異なるので注意が必要です。

また、高速ボートは20人前後が乗れる大きさで決して大きくなく、かなり揺れるので酔い止めを飲むとよいと思います。

個人で行ける3つの島以外に行きたい島がある場合は、ナチュラリスト同伴で行かなければなりません。

その方法として、

①一日ツアー等に申し込む(主にサンタクルス島かサンクリストバル島にある旅行代理店で)

②クルーズ船でのパックツアーに申し込む

③船やナチュラリストを個人で手配する

の3つの方法があります。

①<②<③の順でお金はかかると思います。お金や時間と相談する必要があります。

 

どうなの?移動費


私の場合、移動費はどのぐらいかかったかというと、

航空券代(日本⇔キト)・・・約15万円

航空券代(キト⇔ガラパゴス)・・・約5万円

高速ボート代(サンタクルス島⇔イザベラ島)・・・約7000円(60ドル)

その他(渡し船、バス、レンタサイクル、タクシー)・・・約6000円(50ドル)

これに、滞在費、食費、観光費、諸税等を加え、トータル30万くらいでした。

以上、ガラパゴス諸島への行き方と移動費用についてでした。私は年末年始のホリデーシーズンに行ったのですが、どの時期にいっても同じ程度の金額になるかと思います。

 

6年前

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です