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アクセス
上野駅からメトロ銀座線の上を通る道を稲荷町駅方面にまっすぐ歩いていく。
稲荷町駅から右に一本入った通りを少し歩くと、左手に看板が見えていくる。
そこに日の出湯がある。
車が止まっていると入り口が分かりにくい。
外からではあまり銭湯っぽさがない。
まるで入り口はマンションに入るかのようだ。
半自動の開閉ボタンを押すと、両開きのドアが開く。
館内
ドアが開くと、館内は明るく、整理整頓が行き届きクリーンな印象を受けた。
受付にはお風呂のアメニティと一緒にコーヒー豆とコーヒーマシーンが置かれている。
飲み物のメニュー表には、自家製ジンジャエール、コーヒー、コーヒー牛乳、こだわりの牛乳等々。
カフェに来たのかと思わせる銭湯だ。ここまでカフェにような銭湯は私自身初めてだ。
番頭のさわやかなお兄さんに銭湯チケットを渡し、お風呂へ向かう。
お風呂
お風呂の売りは樹齢1000年のひのきを使用した古代檜風呂だ。
脱衣所で服を脱ぎ、お風呂の入り口を開けると、目の前に古代檜風呂が現れる。
そこまで大きなお風呂ではないが、シンプルな作りなだけに、開放的な空間のように感じる。
檜風呂にターコイズの天井、樹海に飛び込んだような感覚になる。
お風呂を中央に洗い場を両側に配置。
一般的な銭湯は洗い場が入り口手前にあり、洗い場に垂直になる形で、奥に浴槽が配置されることが多い。
隣通しに常連さんが話をする。鏡越しに洗い場の父親が浴槽の息子に声をかける。
どちらにも良さがあると思うが、平行的な配置にすることで、対話が生まれる空間になっているように感じた。
中央のお風呂とは別にもう一つ、露天風呂ではないが、岩風呂がある。
そこでは、期間限定のようだが、巨大スクリーンが用意されイタリア映画のような作品が上映されていた。
湯の温度も40度と低めに設定され、子供が食い入るように見ていた。
もう一つ、目に入ったのは、炭酸シャワーだ。5分間100円で利用できるようだが初めてみた。
キャッチフレーズが印象的だったのだが、忘れてしまった…。
「お肌のケアに炭酸シャワー」違うけどこんな感じだ。
お風呂は男湯と女湯で一階と二階に分かれている。今回は二階のお風呂に入った。
男湯と女湯で入れ替えがあるようで、雰囲気も少し異なるようなので時期を確認して一階のお風呂にも入ってみたい。
まとめ
カフェにような館内と古代檜風呂を中心に対話が生まれる空間設計。
モダンなカフェ要素と樹齢1000年の檜風呂と千人風呂に近いような開放的な空間設計。
新旧の要素をアウフヘーベンしたようないい銭湯だった。
銭湯のホームページでは様々なイベントが催されているようだ。私もここで哲学対話をしてみたいと思った。
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上野 日の出湯
場所 東京都台東区元浅草2-10-5
時間 15:00ー24:00(最終受付23:30)
定休日 毎週水曜日
カテゴリー: To see
タグ: sento