コーヒーは奥が深い。こだわり始めたら、生豆の焙煎までたどり着いた私。
今回は自宅での焙煎方法をご紹介。
0.用意するもの
・焙煎機
アウベルクラフト社製の焙煎機がおすすめ。こだわり抜かれた設計で、
煎った際のムラが少なく、初心者でも使いやすい。
アウベルクラフト社 http://www.auvelcraft.co.jp
その他に、お手軽なのは手編み焙煎。 遠藤商事 業務用 丸型ギンナン煎り
・カセットコンロ
キッチンのコンロで焙煎を行うのであれば必要ないが、カセットコンロで焙煎をすることをおすすめする。
なぜなら、生豆を焙煎する際に発生するチャフ(生豆の薄皮)が部屋中に飛んで片付けが大変になるからだ。
とはいいつつも、戸外でする際は風の影響を受けやすく、火力が安定しないので注意が必要。
なので、風防をつけたり、車庫など風の影響を受けにくい場所を考えて焙煎したほうがよい。
・生豆
生豆はインターネットで注文することができる。調べれば、多くのサイトを見つけることができる。
どのサイトも一度に多く注文した方が値段が安くなる。扱っている生豆も異なるものがあるので様々なサイトを見比べるとよい。私がおすすめするサイトは次の3つ。
○ ワイルドコーヒーストア http://www.wild-coffee-store.com/
500gまではネコポス(全国324円)で発送してくれるため、少量を頼みたい、送料を抑えたいという方におすすめ。とりあえず、自家焙煎してみたいという方にはちょうどいい。
○ 生豆ダイレクト https://kimame-direct.com/
安さと生豆の種類の豊富さはトップレベル。送料は20キロごとに750円〜。
オンライン決済ができず、代引き手数料がかかるので注意。ビニールという簡易包装で、安い豆は欠陥豆が多い印象。
○ 生豆本舗 https://www.namamame.jp/
生豆の豊富さはトップレベル。100g〜生豆が買えるのもありがたい。豆の説明やチャート図があり、どのような特徴のある豆なのかが分かりやすい。送料も、800gまでメール便対応、5000円以上お買い上げで送料無料とありがたい。クレジット決済にも対応。
・その他(あると便利)
生豆を入れるバット・・・豆を入れる際に使うと便利。
スケール・・・重さをはかるのに使う。
1 欠陥豆を取り除く
生豆をバットに出して計量する。焙煎したい量の2〜3割り増しで計量するとよい。
なぜかというと、焙煎すると、生豆に含まれる水分がとぶことと、欠陥豆をハンドピッキングするとだいたい2〜3割くらいは重さが減るだ。
欠陥豆は虫に食われ豆に穴が空いていたり、カビが生えていたりや、欠けるなど豆の形がおかしいものを取り除くとよい。
2 焙煎する
ハンドピッキングした生豆を焙煎機に投入する。焙煎機をセットし、カセットコンロの火をつける。カセットコンロの火が一定になるようにコンロのレバーの位置にペンで印をつけるなどすると、焙煎具合に偏りがなくなる。また、火をつけると焙煎機が熱くなってくるので軍手などをつけて作業するとよい。火力のめやすとして、1ハゼまで7〜8分くらいになるようにするとよい(アウベルクラフト社による)。回すスピードは1〜2秒間に一周。一定の速さで回すようにすると焼きムラがなくなる。
3 火加減
自家焙煎する際に一番難しいと考えるところは火加減である。豆の状態にも左右されるので、よく焙煎している豆の色や大きさなどに注意して見るようにする。焙煎のめやすとして、焙煎して5分位で豆が少し膨張し香ばしい匂いがしてくる。7〜8分で豆がパチっといった音がしてくる。これを1ハゼという。1ハゼから2〜3分で2ハゼが始まる。パチパチと連続して爆ぜる音がしてきて、煙が激しく出てくる。焙煎を終了するタイミングは、どのような煎り具合にするかで決まる。焙煎が終了したら、豆を急いで冷やす。
アウベルクラフト社によると、
1ハゼ終了直後に止めると浅煎り(〜ミディアムプロースト)。
2ハゼ終了直後に止めると中煎り(シティーロースト〜)。
2ハゼ終了直後から40秒〜で止めると中深煎り(フルシティーロースト〜)。
それ以上は、フレンチロースト、イタリアンローストになっていく。
火加減が一番難しいが大切な部分。豆を見極めて、オリジナルな焙煎法を見つけるとよい。
4 焙煎後
焙煎機が冷めたら、バットに豆をだし、焙煎前に見逃していた欠陥豆がないか調べる。チャフや焼けムラがある豆も取り除く。焙煎直後に挽いて飲むのもおいしいが、1〜2日寝かせると豆に含まれる炭酸ガスが落ち着き、豆の特徴がわかりやすくなる。保管は密閉容器に入れ、冷蔵庫に保存するなど、日光がよく当たる場所では保存しない。
カテゴリー: To think
タグ: coffee