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土着の人に紛れたい。ガイドブックにはない世界を発見したい。
そんな欲望から、僕は海外へ行くと、移動手段を歩きか自転車にすることが多い。
今回の旅もそうだった。
ヨーロッパの中でも、ドイツは自転車で移動する人が多い。
ロードバイクでサイクリングを楽しむ人。
特に多かったのが、
リアやパニアの両側に大きなバッグをつけ、小旅行をしている人。
リアキャリアにシートやピクニック道具をのせ湖畔に日光浴に行く人。
そんな人達だ。
ドイツの道路は街から街へ自動車道路に沿って、幅の広い自転車用の道路が続いている。
さらに、ドイツの鉄道に乗ると、自転車を運んで電車に乗り込んでくる人達がいる。
どちらも日本にはあまり見かけない光景だ。電車移動より自転車移動が好きな僕は日本もこうなったらいいなと願う。
自転車と鉄道を駆使すれば、ドイツでは子供でも遠くの街まで旅ができてしまうのではないか。
ドイツでの自転車のことを考えていて、
学生時代にドイツ思想の講義でみたドイツのマイスター制度のドキュメンタリーを思い出した。
見習い大工が街から街へと移動し、様々な人と関わりながら修行をし、一人前の大工として自立していくというものであった。
自分の心と身体を用い自分の世界を広げていく。
そして、様々なことを経験して成長していく。
自転車からドイツ思想の一端をみた気がした。
カテゴリー: Travel