ソロキャンプ

少しずつキャンプ道具を集めて準備を進めていた。

そして先日、念願のソロキャンプに行ってきた。
友だちと行くキャンプ、ファミリーで行くキャンプではなく、一人キャンプに。

大いなる自然を鏡に、内なる自然と向き合える。
誰にも邪魔されず、自分のペースで。

相手は大自然。川の畔にテントを張り、焚き火をして、夕食の準備をする。
辺りはすでに薄暗い。焚き火の明かりがだんだんと濃い色になってくる。
大自然の時の流れだ。

目をつぶれば、ゾオーと川の水が流れる音。パチパチと火が弾ける音。
なんて贅沢な音だ。

優しい音に包まれながら、ゆっくりと眠ることができた。

朝、四時半。朝の音は鳥と虫の声。太陽の光がテントを通り抜けてくる。

朝食の準備をするため、火をおこす。お湯を沸かし、コーヒーを淹れる。
スキレットには目玉焼きとソーセージ。直火で温めたマフィン。
食べ始めたのは、六時半。

忘れかけていた時間感覚。
これが人間に合った本来の時間感覚なのだろう。

日が暮れ始める前から夕食を準備し、ゆっくりと食事を楽しむ。真っ暗になったら、床につく。
夜明けとともに目覚め、朝食の準備をし、朝食をとる。

小学生の時、家の庭で父親とテントで一晩過ごしたことを思い出した。
それ以来、忘れかけていた自然の時の流れをソロキャンプは思い出させてくれた。

6年前

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