銭湯が好きだ。
さらに言えば、銭湯に行くという過程が好きだ。
とても身近にあるのだけど、異世界へタイムトリップした気持ちになる。
銭湯へ向かうときは、早く大きな湯船に浸かりたい。そんな気持ちになる。
また、初めていく銭湯に行くときは、どんな出会いがあるのか楽しみでしょうがない。
銭湯は、銭湯という環境自体が持つ異世界さに加え、世代を超えて多様な人と裸の付き合いができるちょうどよい空間でもある。
銭湯からの帰路は、火照った体に夜風があたり、周りの家からは夕食の準備をする匂いがただよってくる。小説の一場面のような哀愁ある情景に出会うことができる。
銭湯の魅力はこの一連の過程にあると思う。
身近にある最上級の贅沢である。
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