自由な生き方を求めて
物質世界の縛りを全部丸めてゴミ箱に捨て
自分の生き方を貫く姿勢には覚悟があった
中途半端でないからこそかっこいい
彼はほんものの旅をしていた
彼、スーパートランプはアラスカを目指して旅をし、
アラスカの大自然の中ぽつんとあったバスの中で生活をするわけだけど、
食料が底をつき、最後は毒性の植物を食べてしまい、バスの中で一生を終えてしまう。
そして、最後に本に書き残した言葉が僕の胸をざわつかせた。
“Happiness only real when shared’’
完全なる自由を求めていた彼が残した最後の言葉が人を求めていた。
絶対的な幸福なんてないし、幸福とするものは人それぞれ。
僕にはアイドルオタクの幸福ははっきり言って理解できない。
でも、アイドルオタクはアイドルオタクで誰かと分かち合った時、その人にとっての幸福が現前に現れる。
その時、その空間にふわっと。
理解されなくてもいい、ただシェアできればいいということ。
もう一つ。
スーパートランプは余計な縛りのないwildに帰ったわけだけど、結局wildによって死んでしまう。
言ってしまえば、人間が作った欲望の世界から逃れようとした結果、人間が作った都市の対立概念であるwildによって死んでしまうということ。
自然を支配してできた社会でしか人間は生きられないのか。皮肉のようでそれが現実。
人間のちっぽけさ、自然の雄大さを知ったように感じた。
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