朝6時ごろになると、電気もあまりなく夜は真っ暗なプエルトビジャミルの町も太陽がのぼり、辺りが明るくなってきます。
この日は、朝からVOLCANO TOURに参加しました。世界で二番目に大きな噴火口をもつシエラ・ネグラ火山へ登りました。
朝方霧がかかっていた天候は噴火口が見える頃にはすっきりとした晴天に変わっていました。目の前に現れた噴火口は予想以上に壮大で迫力があるものでした。あまりの大きさで、その地下でまだ火山活動を行なっていることを忘れてしまいそうになります。
噴火口付近の地形はマグマが流れ、固まった空気を含んだ溶岩が爆発することで、穴が開いたり、空洞になったりと様々な様相をしています。
イザベラ島やその隣のフェルナンディーナ島は比較的新しくできた島です。というのも、ガラパゴス諸島は火山活動によってできた海洋島(今まで一度も他の大陸と繋がったことがない島)です。
つまり、もともと生物なんていなかった島に、南東貿易風の影響なのか、海流の影響なのか、様々な生物たちが住みつき、厳しい環境に適応しながら生き抜き、今のガラパゴスの島々があるのです。
ガラパゴス諸島は「生物進化の実験室」と形容されるように、現在進行形で生物たちの生き様をみることができる島なんだと、広大な火山地形を歩きながら考えました。
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